去る2024年11月1日(金)から11月4日(日)まで、青森駅前の「協同組合タッケン美術展示館」にて、第1回となる作品展を開催いたしました。
作品公募には、39名の出展応募があり、55点の作品を展示いたしました。多くの方に出展していただくことで、木版画、銅版画、消しゴム版画、リトグラフ、紙版画、シルクスクリーン、篆刻、魚拓、版画の技法を有するオブジェ、そしてプリント作品など、考えうる“版画要素”が集まった、自由で楽しい作品展が実現できました。版画経験も初めての方から美術家・版画家まで、年代は4歳から87歳まで、居住地も青森県内から県外〜関東の方々までと幅広く、多様性に富みながらも、どこか作品同士が共鳴し合っているような心地よい空間となりました。
また、特別展示として、代表 竹林嘉子がACAC招聘作家ロビン・ホワイトと制作した木版画作品や、むつ市ジオパーク版画プロジェクト作品、児童・生徒と行った版画ワークショップ作品、出展者の指導による児童作品等も会場を彩りました。造形作家 工藤友哉による「ロゴねぶた」も、展覧会入口でお出迎え。
最終日には、会場内にて美術家 菊池時男先生による「銅版画実演ワークショップ」を開催。おとなも子どもも、なかなか見ることのできない銅版画の制作に興味津々で参加。プレス機を使って刷り上げる工程も、体験できました。
新しい試みとして、会期中はミュージアムショップも出現!出展者による作品、公式図録はじめ、「あおもり版画&PRINT」公式グッズ(シルクスクリーン製Tシャツなど)、出展者制作グッズを販売し、大好評となりました。
会期中は600人を超える皆様にご観覧いただくことができました。あらためて、感謝を申し上げます。次回の第2回作品展は、2025年9月を予定しております。皆様のご参加およびご観覧をお待ちしております。
追伸:同時開催のTSUKURIDASU presents「Re:boîte」展。40年以上「運ぶ」を支え、その役割を終えたりんご箱を再利用し生まれた“りんご箱アートフレーム”にアーティストが作品を飾る「暮らしに青森アート」を提案するプロジェクト。13人の作家による34作品を展示されこちらも好評でした。
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